
聖十字病院様へのインタビュー
「『Lexaにしか作れないサイトがある』と思いましたね。ビックリするくらい0からオーダーメイド制作だなって。」
こころに、誠実に。
社会医療法人 聖泉会
ブランディング
聖十字病院様は心療内科・精神科に特化し、入院が必要な患者様を中心に受け入れる聖十字病院、外来通院を専門に受け入れる聖十字クリニックを大きな2本柱として診療をされています。岐阜県内でも有数の規模で、地元の精神科医療の中核を担われています。
一方で患者様や一般の方からは「精神科ってよくわからない」「精神的に辛くても受診する勇気が出ない」「自分が受診するべきかわからない」「精神科を受診しているという事実がマイナスイメージ」という印象を持たれやすい精神科。こういったネガティブなイメージを改善し、受診のハードルを下げたいというお悩みをお持ちでした。
どの病院も人手不足な現代、聖十字病院様も採用活動に苦戦されていました。都市部から離れた地域のため住まいや通勤がネックになりやすい点と、精神科での勤務にあまり人気がない点が大きな課題です。
また医療系の学生が新卒で入職する病院を選ぶとき、「まずは幅広い分野を身に付けてキャリアの選択肢を広げたい」という意図から総合病院が人気な傾向があります。聖十字病院様としては新卒採用に特に力を入れたいとお考えの一方で、求職者にとっては「新卒でいきなり精神科は…」と選択肢から外れやすいというギャップがありました。
まずは患者様にとってのわかりやすさを最優先事項として取り組みました。「どんな所でどんな治療を受けるのかイメージが湧かない」「自分が受診すべき状態なのか判断できない」「色々調べたけど難しい」というような、受診の妨げとなる様々な「わからない」を解消することを意識しました。
そのため患者様との接点となるWEBサイトではビジュアルに配慮しつつも、ユーザーにとっての使いやすさ・わかりやすさを重視したものを制作。受診するという一歩を踏み出せない方の背中を押すようなコンテンツもご提案しました。
学生を中心とした求職者が持つ「精神科を選ぶと将来の選択肢が狭くなりそう」というイメージとは裏腹に、聖十字病院様では「精神科に限らず、ひとりの医療人・社会人として成長してほしい」という思いで、職員の教育やキャリア形成にかなり力を入れられています。
この魅力を求職者に知ってもらえるよう、学生をメインターゲットとした広報活動に力を入れていただく方針をご提案。そうして「精神科も悪くないかも」と感じてもらえた方の受け皿として採用サイトに誘導する設計に。具体的な情報収集からエントリーに至るまで一貫してわかりやすさを重視して制作しました。
さらに説明会や病院見学・実習などの対面での関わりを持った求職者は応募につながりやすい傾向があるため、そういった場を増やすこと、そして参加者の満足度を高めるために対応マニュアルの整備を進めることもご提案しました。
採用パンフレット
患者様向けのサイトリニューアルに合わせてオンラインでの初診予約を受付開始したところ、毎月20件ほどのペースで予約を獲得。また院内の職員さんからも「新しいサイトがすごく見やすい」「自分が働く病院のことがよりわかるようになった」と好評をいただいているとのことです。
応募者の獲得に苦戦されていた状態から、年間で8名も新規採用できるように。応募者へのアンケートでも「訪問したときの対応が良かった」「採用サイトがわかりやすかった」など高い満足度を実感できているそうです。
Overview
患者様と求職者どちらにも優しい、心療内科・精神科のブランディング
岐阜県土岐市にある聖十字病院様のブランディングを担当させていただきました。心療内科・精神科に特化している病院で、地元で暮らす方々のこころの健康サポートに力を入れられています。
患者様向けの施策として病院サイト・クリニックサイトのリニューアル、採用強化の施策として採用サイト・採用パンフレットの制作を担当。また半年間継続してコンサルティングをご依頼いただき、院内でのさまざまな採用活動について幅広くアドバイスをさせていただきました。